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2013年3月27日 (水)

点字ブロック

2013年13号

先日、仕事が終わり、電車に乗って帰宅しようとホームで待っていたら、

白い杖を持った男性から「この電車はA駅に止まりますか?」と声をかけられた。

A駅は私の最寄りの駅でもあり、「止まりますよ」と伝えると、

すぐに電車の扉が空いたので、さっと乗り込んだ。

 

最寄りの駅について、同じ駅で降りる白杖の男性が気になった。

見渡してみると白杖の先で電車とホームの隙間をさぐりながら

降りようとなさっていたので、「どうぞ、一緒に降りましょう」と言うと

「ありがとうございます」と言って、肘のあたりを持ってくださった。

 

ちなみに私は10数年視覚特別支援学校でビジネス教養という

科目を担当しているので、目に障碍のある方との接点は一般の人より多いと思う。

最近は一人で電車やバスはもちろん、飛行機を利用して

遠方にも出かけるアクティブな方も多いので、

「サポートが必要かな」と思った時にだけ声をかけるようにしている。

また、「視覚障碍者は普段自分が慣れたところは大丈夫なのですが、

はじめての場所とか慣れるまでが大変なんです」と聞いたことがあるので、

「ちょっとお手伝いしようかな」と思って声をかけてみた。

 

 

男性が「階段のところまで行くと手すりがあるので、そこまでお願いします」と

おっしゃった。

私は「点字ブロックがホームにありますが、点字ブロックもご案内しましょうか?」と言うと、

男性は「点字ブロックはホームの電車側にありますよね。

電車側にあるから、私たちは怖いんですよ。」とおっしゃった。

 

 

「なるほどー」

納得だ。点字ブロックはホームの線路側ではなく、

もっと安全な場所につくるべきだ。

点字ブロックを設置した人は目が見えるので、

見える側の発想なんだろう。

 

階段まで到着すると

「ありがとうございました。あとは大丈夫です」とおっしゃったので、

そこでお別れした。

その後、私は階段の手すりを目で追ってみると、

手すりは改札口の近くまで続いていたのでほっとしたが、

点字ブロックの上にゴミ箱が置いてあり、

これは絶対にぶつかって危険だと思ったので、

場所を変えて、駅員さんにそのことを伝えて改札を出た。

 

白杖の男性とはその後お会いしていないが、

無事に目的地に到着なさったか気になった。

 

目が不自由な方が線路に落ちて亡くなり、

その後、ホームと電車の間にドアがつけられたということを聞くが

命がなくなってしまってからでは遅い。

鉄道会社に勤める友人を通して、

視覚障碍者に安全な場所を歩いていただくために、

点字ブロックの移動を提案しようと思った。

相手のことを考えているつもりだけれども、

実際にはまだまだということが、世の中には多い。

新たな出会いから気づきをいただき、感謝したい。

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コメント

ふら~と寄らせていただきました。
会社の前の歩道にバイクが・・視覚障碍者用点字ブロックにかかってました。中々田舎に住んでたら気づかないものですね 
先日フェイスブックで視覚障害者の方が杖を胸にから上に立てるしぐさ(ポース)はSOSの意味だそうで
勉強になりました。
関係ありませんがバイクを片づけでているといつもの時間に通る40歳位の女性が後ろ髪をUPして颯爽と歩いてました。
ちょっと『春』を感じました。   
また 寄らせていただきます。

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